【クェン酸のALTER EGO】～衝動のあるところに自我をあらしめよ～

 

『あなたの解釈が、あなたの物語になるの』

性格分析と物語で自分自身を見つめ直すゲーム。

 

ー分け行っても分け行っても自分探しー

 

『わたしって、なに？』

 

 

 

…と、言われましても（汗）

 

 

 

とゆーワケで、今回はアプリ

『ALTER EGO』のご紹介です☆(*´꒳`ﾉﾉﾞ☆ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ

先にゆーときますと、FGOに出てくるクラス『アルターエゴ』とは全くの別物です。（一応、注意だけ♡）

さて、タイトルを紐解くならば『ALTER』とは『分身、無二の親友』という意味。

加えて『EGO』はエゴ、我々が普段でもちょくちょく使う『自我・自分本位』の意味合いで良いかと思います。

 

 

今回は『秘宝探偵キャリー』のキャリ友「チコ」さんからの情報提供。
ありがとうございまーす！
┏○)) ｱｻﾞ━━━━━━━━ｽ！

 

実はしばらく前（2018年頃）に話題になったゲームということなのですが僕はまったく知りませんでした。

 

ゲーム開始画面はフロイトの名言から

 

はて、どんなゲームなんだろう？？•́ω•̀)?

 

 

いきなり、我が子呼ばわりする不審な壁が現れました。

 

ざっくり言うとこのエゴ王、ここを司る『規範としての存在』なのだそうです。

ちなみにエゴ王様は要所要所でしゃしゃってこられます。

 

尚、チュートリアルでは解説されませんが、この壁（エゴ王）を破壊するコマンドについては現在調査中です。

 

通常画面
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ゲームは主に
・『EGOを集める』
・『エスと会話する』

を繰り返すことで進行していきます。

通常画面では本の中の一説が吹き出しとなって、ゆるやかに奥から手前に向かって間断なく飛んできます。
これをタップすることによって「EGO」が集まるという寸法です。また本自体を読むのもしかり、加えてデイリーボーナス等でも獲得することができます。

『EGO集め』なるほど。

僕もしっかりと自分自身と向き合いましょう。言うなれば人生に何度か訪れる「自分探し」の機会。
それに近いものかもしれません。

という気持ちで、画面に飛んでくる無数の名言をどんどんタップしましょう。

 

 

『恥の多い生涯を送って来ました』と言うか

毎日、赤っ恥を背負って生きていますが何か？

 

通常画面の下を見ていただけると分かりますが、自己の内面を見つめるものとして『読書』があります。
このラインナップが非常に充実。

・『人間失格』太宰治
・『デミアン』ヘルマン・ヘッセ
・『山月記』中島敦
・『変身』フランツ･カフカ
・『狭き門』アンドレ・ジット

　等々。（まだまだあります）

なかなかのラインナップです。

いずれも人間とは何かを問いかける小説。やや片寄ってはいますが（笑）

余談ですが、クェン酸の実家のトイレにはなぜかカフカの『変身』が置いてあります。

 

一定量の『EGO』が溜まるとある女性と会話することが出来るようになります。

本だらけの部屋に存在する女────それが『エス』

 

 

『エス』は本しかない場所で、ずっと我々を待っていたのだと言います。

彼女自身は我々を導こうとしているようであり、また導かれるのを待っているようにも見える。彼女に関しては様々な解釈ができると思います。

エスは言葉を紡ぎ、我々の内面を覗くための『質問』をしてきます。

 

設問はおよそ10個前後、エスからも言われますがあまり時間をかけずに直感的に回答していきましょう。
人間忖度も大事ですが、時には子供のごとく素直に答えるのも重要です。

 

エスにより質問された内容は、その如何を解析され、その結果を『診断』として最後に告げられます。
鏡に映ったエスは彼女自身から見た自分か、自分側から見た自己の内面か。

ちなみにクェン酸はこんな感じに診断されました。

 

誰がイヤイヤ期やねんｗ

 

と、まあこんな感じ。

 

EGOを貯めながらエスと会話（診断）し、己の中の真実と向かい合う。
潜在している自意識を彼女（エス）との会話で顕在化させていく共同作業、嫌いではありません。

ゲームが進み、己のEGOを究めていくに連れて、主人公とエスとの距離は次第に近づいていきます。

 

そしてゲームを進めるほどに

 

どこかで、

エロい会話を期待している私（クェン酸）がいます。

 

 

 

出てくんなや 壁。

 

 

 

可哀想な子とかゆーな（ふるえ声）

 

さて、ここからは軽くネタバレも含みますので『ALTER EGO』を楽しみたいと思っている方は、このあたりでこの記事を読むのを一旦止めることをオススメします。

↓↓↓
おかえりはコチラ

 

 

この『ALTER EGO』はマルチエンディング方式となっています。

ぶっちゃけると最初はどう頑張っても、バッドエンディングにしかいきません。

 

 

バッドエンドは２種類。

選択肢によってどちらかに振り分けられることになります。

エスとの会話で彼女を否定する意見、彼女を肯定しない選択肢を選び続けると『the end of SuperEgo』

 

否定され続けたエスがどこかに消えてしまい帰ってこないというバッドエンドとなります。

 

 

そしてもう一方はエスをひたすら肯定、言うなればヨイショし続けるとこれまたバッドエンド
こちらは『the end of ID』

 

エス自身の叶えたい欲望が暴走し結果、精神崩壊を起こすというなかなかサイコな展開を迎えます。

 

しかしこれは致し方ないことで、どうやっても一週目・二週目はいずれかにたどり着く結末。

救いは無いんかい？
言われれば、あります。

 

 

２種類のバッドエンディング（『the end of SuperEgo』『the end of ID』）を見た状態でエスとの三度目の会話に挑戦しましょう。

三度目は「どちらでもない回答」をひたすら選択し続けます。

否定するでもなく肯定するでもなく、とことんエス自身に否定と肯定の狭間の回答を与え続けることで「3-4 ALTER EGO」を迎えると、

 

一週目・二週目では『この世界は存在してはいけない』と『少女は存在してはいけない』しか出なかった設問の間に『少女は旅人と自分探しを続ける』という選択肢が生まれます。これが第三のエンディングへの条件です。

 

答えは出すものではなく、求め続けていくという考え方もあると気づいた少女は旅人と手と手を取り合い、いつ果てるともない「自分探し」の旅に出て行くという物語として綴られます。

 

「自分」と「世界」

どちらかが消える（消す）しかないと思っていた少女の目に新しい光が宿ります。

 

この辺りがエスさん最高のデレどころです。

もはやその表情に翳りはなく、ただ旅人と共にこれからもたくさん話ができる喜びに微笑む少女がいるだけ。

自分の中の可能性と「未来」を見据えた彼女はあなたの手を取ります。

 

 

ここぞという時に、出てくんなや

壁。

 

分け行っても分け行ってもしゃしゃってくるエゴ王にストレスいっぱい♡（エスの気持ちがちょっと分かる）

 

 

 

さて、ゲーム自体が哲学書のようであり、童話のようであり、まるで己の内面を見透かされてしまうかのようなアプリ『ALTER EGO』

 

 

たとえば我々は『子どもは無邪気だなぁ…笑』と思いますが、我々はいつから無邪気でない子供になってしまったのか？

自分というものを形作ってしまった時から子供でなくなったとするのなら、今ある自分の中の肯定と否定の観念というのは規範なのか束縛なのか。変わっていないようで変わってしまった元･子供達にこの『ALTER EGO』は、夢を信じて疑わなかった幼い頃のあの気持ちを思い出させてくれます。

これを書きながら、僕の背にもたれて動画を見ている子供を思いながら「自分って一体なんだろう？」と思うのです。

 

興味があれば是非、あなたもプレイしてみてください。